水素飛行機の解説

水素飛行機とは、文字通り「水素」をエネルギーとして飛ぶ飛行機です。

水素自動車と同じように、通常のエンジンを改良して水素を直接燃料とします(水素燃料エンジン)。

水素を使うので、燃焼した後の排気にCO2が発生せず、水になります。

大気汚染の原因となる二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、浮遊粒子状物質(PM)はまったく排出されませんので、環境にやさしい飛行機です。

水素飛行機のメリットは、環境に優しいだけではありません。

今後も世界人口は増加する見込みであり、とくに、新興国におけるエネルギー消費量が増加しています。

このため、2030年の世界のエネルギー消費量は1990年の約2倍に達するなど、エネルギー消費量はこれからも増加し続けていくものと考えられています。

いずれ訪れる石油価格の高騰や、将来の石油枯渇問題にも対応できます。

なお、問題として、爆発の危険が考えられるかもしれません。

しかし、強固な水素タンクが用いられており、漏れる心配はありません。

また、万が一漏れたとしても、水素自動車の水素タンクのように、温度が上がると溶けてタンクに穴があき、水素を放出する「溶栓弁」がついていおり、数分で水素を放出しきってしまうため爆発は起きません。

こうした水素タンクがいくつも装填されているので、水飛行機は、万が一の事態のときにも飛び続けることができます。